当院の診療について
基本的に運動器疾患に関する診療のみ施行しています。内科をはじめ、他科の診療はおこなっていません。
従って、心電図検査、検尿検査などの器材並びに高血圧や糖尿病などの他科の薬も置いていません。
その意図は運動器疾患に対する整形外科診療の専門性を向上させるためです。
地域医療として大切な患者様を生涯にわたり診ていく為には、自分が責任を持って診療できる範囲を的確に行う事が大切と考えているからです。
私の専門以外の分野に関しては、自分の大切な患者様にベストの治療を受けて頂く為に、近隣の医療機関と密な連携を取り信頼できる医師に紹介したいと考えております。
整形外科について
関節の鏡視下手術を4000例以上こなしてきました。従って膝や肩関節を中心とした関節外科が運動器疾患の中でも得意分野です。
膝、肩関節へのヒアルロン酸の関節内注射が主で、さらに頸椎、腰椎の脊椎疾患に対してブロック注射療法も行っています。
看護師と看護助手をなるべく多く配属し、さらにカーテン付の患者用ベットを4台(電動ベット3台)の配置にも工夫をして、診療の流れをスムーズになるように心がけています。
診察室には電子カルテを2台設置して、患者様との会話時間が多く取れるようにクラーク(診察助手)に電子カルテの入力をさせています。
レントゲン検査は過去の撮影記録を全て保管しています。その意図は患者様の現在のX線結果と過去のX線結果と比較検討して、治療効果や病状進行の説明などに役立てています。
リハビリテーション科について
物療療法を先にして頂いてから運動療法を行っています。
物療療法では頸椎、腰椎の牽引、マイクロ(電気療法)、ホットパック(温熱療法)を行っています。
運動療法では有資格者による運動器能の向上を目的に担当制で行っています。
電子カルテとは別にリハビリ専用のカルテも作成し、個々の患者様に合ったリハビリ治療計画や自主トレーニングの指導もしています。
X線画像装置も1台リハビリ室に設置しており、リハビリ担当者がX線結果を確認して運動療法を行うことが、リハビリ治療にも非常に有用と考えております。